クラミジアの感染率・感染経路

高い感染率

クラミジアは、クラミジア・トラコマティスという細菌に感染することで発症する性病です。口や尿道、膣などの粘膜の接触でうつることが多いです。いったん感染するとクラミジア・トラコマティスは細胞内に入り込むので、人の免疫作用が働かず症状が表れにくいという特徴があります。症状が出ても軽いため、本人が気が付かず、感染が拡大することがあります。クラミジアは感染率が非常に高いことで知られる病気です。保菌者とコンドームなしで性行為を行うと、感染確率は50%を超えます。2回に1回は細菌がうつるということです。この感染確率はコンドームの使用で大きく下がります。信頼できるパートナーと、コンドームを使用して性行為をするようにしましょう。

どうやってうつるか?

クラミジアの感染経路として良く知られるものにオーラルセックスがあります。粘膜同士の接触や精液などからの感染もありますが、近年多いと言われているものが、フェラチオやクンニリングスなどのオーラルセックスによる感染です。近年ではセックスの多様化で、誰もがオーラルセックスをするようになっており、また若い人たちは刺激を求めがちであるため、感染するリスクが高いと言われています。若年層ではコンドームの使用が普及していない現状もあり、年々増加傾向にあるのです。10代で複数のセックスパートナーを持つ女性の4人に1人はクラミジアに感染しているというデータもあります。性器クラミジアに感染している女性の20%近くが咽頭クラミジアに感染しているというデータも出ています。これは保菌者である男性の性器を咥えることによって喉に感染するものです。

主な症状

クラミジアにかかると、男性は尿道がかゆくなり、排尿時に痛みを感じるようになります。尿道から白っぽい膿が出るようになり、症状が進むと射精時に精液に血が混じってしまうこともあります。女性はおりものの量が増えたり、性行為のときに痛みを感じたりしますが、女性のほうが症状が軽いため、発覚しにくいです。重症化すると、おりものが濃い黄色になり臭うようになります。さらに性器の周辺がかゆくなり、下腹部に痛みを覚えます。女性がクラミジアにかかると、子宮や卵管を通過して、下腹部までに達することもあります。下腹部にある腹腔という組織にクラミジア・トラコマティスが入り込むと、子宮器や骨盤腹膜が炎症を起こします。侵入する菌が多いと激痛を伴うこともあり、後遺症が出るケースも少なくありません。最悪では子宮外妊娠や流産、不妊症の原因になることもあります。