クラミジアによる子宮頸管炎でおりもの異常が発生する

女性のクラミジア

クラミジアは男女ともに、性病のなかで最も感染者の多い病気というデータがあります。初期の症状が軽いため、気付かずに他の人に感染させてしまう傾向があり、またコンドームの使用で未然に防げるのに若年層ではコンドームの使用率が低くなるため、広がってしまうことがあります。クラミジアは主に粘膜から粘膜へ感染していくため、女性ではセックスの際に膣内にクラミジア・トラコマティスという病原菌が侵入して、炎症を起こすのが初期の症状です。この炎症は子宮頸管炎と呼ばれています。

特徴的な症状は?

膣内に侵入したクラミジアが子宮の粘膜に感染すると、子宮頸管が炎症を起こして頸管の粘液が変化します。粘液の変化によって、たとえばおりものの臭いがきつくなり、黄色に変色することが多く見られる症状です。また、普段よりもおりものの量が増えます。おりものの状態が変化したことに気がつくには、健康なときの状態を知っておく必要があります。生理の周期に合わせてどう変化していくのかも普段からチェックしていくことが必要です。変化には個人差がありますが、おおよそ臭いと色で変化に気が付きます。また、性行為のときに痛みがあることや、下腹部に鈍痛があることでも判明します。

自覚症状は軽い

クラミジアは男性より女性のほうが若干多いというデータがあります。これは初期の自覚症状が軽いことに要因があるとされています。症状が出たとしても、おりものの臭いがきつくなったり、色が変わる程度で、劇的な症状が現れるわけではありません。女性の身体は常に変化しているため、臭いも色もちょっと変わったという程度の認識で済ませてしまう時があるのです。クラミジアは、保菌者と性交渉を行ってから1週間から2週間、長くて3週間ほどで生理痛のような下腹部の痛みや、陰部のかゆみ、下着に不正出血が見られることがあります。これも多少の違和感がある程度で、女性には良く見られる体調不良として見過ごされがちです。男性は感染すると、排尿時に痛みが出て白っぽい膿が出てくるので発覚しますが、女性は自覚症状が軽いため、パートナーの男性に症状が出たら2人でクラミジアの検査を受けると良いでしょう。検査では膣内をこすっておりものを採取して行います。治療は、基本的に抗菌剤や抗生物質などの薬の投与です。治療は3週間から4週間程度で終わりますが、男性パートナーにも治療を勧めましょう。パートナーのクラミジアが治ってなければ、性交渉で再発します。