単純ヘルペスウイルスの感染を予防する方法は、はっきり言ってありません。単純ヘルペスの主な感染経路は接触感染であるため、発症している人に近づかないというのが一番の予防となります。
ただし、現状の日本では、成人の80%程度がすでに単純ヘルペスウイルスに感染しているため、自分が感染していない保証はありません。

もし感染したことがなくても、どこにいても単純ヘルペスウイルスに感染している人は近くに存在します。発症している人が触ったものに触れることでも感染が成立してしまいます。発症している人に近づくだけでも、くしゃみや咳、会話による飛沫によってウイルスは拡散されて感染します。

生まれてから一度も誰にも会わず、外出せず、一人で生きているのなら、これからもその生活を維持することで感染は防げるでしょう。現実的にそのような生活をすることは困難ですので、感染しても発症しないように対策をすることをオススメします。ヘルペスの症状が出るのは免疫力が低下した時ですので、過労にならないように気を配り、ストレスをため込まずに定期的に発散していけば、ウイルスに感染したとしても発症せずに抑えることが可能です。

性器ヘルペスの場合では、性的な接触があった場合に感染します。皮膚症状がなくてもウイルスを放出していることがあるため、見た目で感染性の有無の判断はできません。
接触感染するウイルスであるため、不特定多数の人と関係を持たないようにすることで、感染を予防できる可能性が高まります。コンドームを使用して直接接触しないようにすることも予防効果が期待できますが、病変部位が性器のみとは限らないため、そこまで高い効果ではありません。

水痘帯状疱疹ウイルスも同様に接触感染が主ですが、つばや唾液に乗って飛沫感染することも知られており、水ぼうそうの状態では空気感染してしまい、一定数以上のウイルスを吸い込んでしまうことで感染してしまいます。感染を予防することは基本的に困難なため、ワクチンの予防接種を行って症状が重症化しないように対策を練ることが一般的です。

ワクチンの内容は、水痘帯状疱疹ウイルスを弱体化させたものです。ウイルスを体内にあらかじめ取り入れることで免疫を用意しておき、発症を抑えるものですが、この弱体化したウイルスも神経節に潜伏するため、将来的に帯状疱疹として顕在化することがあります。